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木組みの構造

■木組みの良さは、そのメカニズムです

木組みの良さは、そのメカニズムです。私たちは、日本に古くから伝わる『伝統構法・木組み』で家を建てています。その理由は、懐古的なものでも、嗜好的なものでもありません。いたってドライに、そのメカニズムを検証し、日本の風土にあった「ほんとうにいい家」にとって、最適であると判断したためです。
木組みのメカニズムの特徴は、まず、太く長い木材を使う点にあります。短いものを何本も組み合わせて使うよりも、断面欠損が少なく、はるかに強い構造を成すことができるのです。
また、同じ軸組に分類されている工法に、在来工法がありますが、これは、軸組に西洋的な剛の思想を取り入れ、ボルトや筋交などを利用して仕口を固めるものです。これに対して、木組みは、柔軟で粘り強い構造だと言えます。これは、木材の靭性(じんせい)という性質を利用して、たとえ変形したとしても、破壊されにくい継ぎ手と仕口を可能にするものです。木組みの家が、倒壊しにくいと言われる理由は、この点にあるのです。


■長もの・根曲がりを使う、天井をあげない、こうした工夫もひとつの合理化です。

長もの・根曲がりを使う、天井をあげない、こうした工夫もひとつの合理化です。木組みの家には、一般的に、その材料や手間のかかる点において、値段が張るものだという認識があります。私たちのつくる木組みも、例えば、2×4や在来に比べれば、材料も太く、手間も時間かかるのは事実です。しかし、「いいものをつくってるんだから高くて当然!」には、したくないのです。そのために、伝統の木組みを活かしながら、構造面、コスト面の両方において、相乗効果を生み出すような合理化の工夫をしています。
例えば、長ものの材料を使うのも、そのひとつ。仕入れは多少高くはなりますが、その施工にかかる手間が省かれるために、大差はありません。それより、長ものを使うことによる強度の方が魅力的です。

木組み天井をあげないのも、また合理化のひとつです。脚立の上り下りをしながら上向きで行なう天井の施工には、非常に時間がかかります。この作業を、必要最小限にとどめることでコストを大幅に抑えられるほか、室内の開放感を生み出すことにもつながります。もっとも美しい木組みの構造は、もともと隠す必要などないのです。
さらに、1階の天井は、2階の30ミリ厚の無垢の床板が兼用します。防音性は損なわれますが、強度には全く問題ありません。ただし、これは、それぞれの価値観によるものなので、一概に、良し悪しをつけられるものではありません。ただ言えるのは、間違いなく合理化を図ることのできる方法だと言うことです。(もちろん、防音の必要な場合にはそのための施工を行います。)


■伝統的な工法だからといって、新しい技術を拒む必要はないのです。

伝統的な工法だからといって新しい技術を拒む必要はないのです。粘り強い構造が、木組みの最大の魅了ですが、私たちは、それをさらに補うメカニズムとして、引っ張り力で構造を強化する『ステンレスブレス』を使用しています。構造を固める筋交いとの違いは、突っ張る力が働かないため、仮に許容を超えるエネルギーが加わったとしても、仕口を破壊することなく、木組み本来のメカニズムとうまくかみ合い、機能する点にあります。
すでに実績のある伝統的な工法に頼るばかりではなく、さらに優れた技術を開発・利用していくことが、大切だと思うのです。


リーフレット

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