04構造と基本性能耐震性・耐久性 地震に強い家とは何か? 「震度いくつまで耐えられますか?」 家づくりを検討される際、多くの方が抱かれる不安であり、最も多い質問の一つです。しかし、私たち建築工房 零/アオバクラフトは、あえて「震度」という言葉だけで耐震性を語ることはしません。 なぜなら、同じ震度でも地震の「質(周波数や周期)」によって建物へのダメージは大きく異なるからです。数値上の安心ではなく、「本当に倒れない、そして住み続けられる家」を届けるために、私たちが実践している設計指針をお伝えします。 「耐震等級3」を大前提とした許容応力度計算 私たちは、最高等級である「耐震等級3」の確保を必須と考えています。1棟ごとに計算を行い、建物の部材ひとつひとつにどれだけの負荷がかかるかを緻密に算出します。法律で義務付けられていない項目まで踏み込んで計算することで、根拠のある強さを導き出しています。 「直下率」と「荷重の伝達」を見極める どんなに壁が多くても、1階と2階の間取りがバラバラでは意味がありません。 2階の重みを支える柱が、1階の柱へとスムーズに力を逃がせているか(直下率)。 耐力壁が建物全体でバランスよく配置されているか。 これらが欠けていると、地震のたびに家に微細な歪みが生じ、将来的な雨漏りや建付けの悪化を招く「命取り」の原因となります。私たちは、プランニングの初期段階から構造のバランスを同時に組み上げていきます。 デザインと構造を切り離さない 「使い勝手やデザインを決めてから、後付けで壁や柱を足す」という設計はいたしません。 私たち作り手の役割は、「心地よい暮らしの動線」と「地震に負けない骨組み」を高い次元で融合させることです。 家族の命を守り、震災後も変わらずその場所で暮らし続けられること。その当たり前を守るために、私たちは今日も一棟一棟、構造と向き合い続けています。 耐震を考えた設計とは ★構造をきちんと理解している設計士がプランをかくこと ★耐震のシミュレーションが重要 BACK