05快適性と毎日の愉び自然素材の心地よさ 無垢の木の家に暮らすと、 木部の色の変化が楽しみになります。時の経過とともに、外部はシルバーグレーに、内部は艶やかな飴色に深まっていきます。それはまるで、毎日の家族の時間を映し出しているようです。 「無垢材」とは、 丸太から切り出したままの自然な状態の木材のこと。 あたたかさ、調湿性、強さ、そして深まりを増していく美しさがある一方で、傷がつきやすかったり、 反りが生じたりという特性があります。 それに対してプリント合板といった「新建材」 は、傷がつきにくく、お手入れ不要である一方で、一度傷がつけば直すことが出来ないものなのです。 私たちは、この違いを、 フライパン”を例にとってご説明しています。 テフロン加工を施したフライパンと鉄の中華鍋。 テフロン加工のものは、油をひかずとも食材がくっつかず、手入れも簡単ですが、 数年で買い替えをする方が多いのではないでしょうか。 一方で、 鉄の中華鍋は、プレヒートしないとくっついてしまったり、 使った後は油を塗っておかないと錆びたりしますが、その手入れさえすれば、何十年も使い続けられます。 私たちがつくる零の家は、 鉄鍋と同じ、手入れのできる無垢の家です。 傷が付いたからといって、 流行がすたれたからといって使い捨てるような家ではありません。使うほどに美しさが深まり、 家に対する愛情がずっと続く家なのです。 私たちは、こうした国産無垢木材と自然素材でつくる家を、“あたり前”の家づくりにしたいと思っています。 BACK