自然のエネルギーで暮らす | 建築工房 零

03素材とエネルギー自然のエネルギーで暮らす

あたりまえの省エネへ

いま目指すべきは、より省エネルギーな住まいと暮らし。そのためにはまず、無駄をつくらないということが大切です。建物が大きくなれば、建築に必要なコストばかりか暮らしを支えるエネルギー消費量も確実に増えてゆきます。これからの住まいには、贅肉がなく筋肉質であることが求められているのです。零の家は、季節の太陽や風といった自然現象を建築的アプローチによって暮らしに活かしていこうとする理念に基づいてつくられています。太陽光の制御装置ともいうべき深い軒の出や2階のバルコニー、吹き抜けなど、空間を三次元につなぐ光と風の通り道。そうした根本的機能が私たちの暮らしをあたり前の「省エネ」へと導いていきます。

太陽で整える温熱環境

南側の掃き出し窓1枚から得られる太陽の熱は、約ストーブ1台分の熱。つまり、冬はめいっぱい取り込むことができる設計にするだけで、無料の太陽熱という暖房を得られるということです。これを”ダイレクトゲイン”と呼びます。ただ、夏はその分暑くなってしまうということ。軒の出や庇、バルコニーなどで夏の強い日差しを遮る工夫が必要です。

脱原発、脱化石燃料は、私たちの責任

私たちは、太陽の恵みと豊かな土壌、澄んだ水によって生かされています。今この自然の秩序が、私たち自身の手によって破壊されているといっても過言ではありません。外で思いきり遊べないような、畑の野菜が食べられないような、そんな悲劇に代えてでも手に入れたい豊かさとは、何なのでしょうか。そんな社会を決して残してはいけないと、心からそう想います。

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