ゼロクラフトグループビジョン2035 | 建築工房 零

ゼロクラフトグループビジョン2035

ゼロクラフトグループビジョン2035

〈ゼロクラフトグループ ビジョン2035〉

この街に、健やか居場所を、ふやしつづける。

2035年、私たちが目指すのは、たくさんの ”健やか居場所” をつくることです。
それは、居心地がいい場所、という意味にとどまらず、酸いも甘いも、全部ひっくるめて、
生きるよろこびを感じられる場所づくりであり、営みをつくることです。

その舞台は、建築だけにとどまりません。飲食事業、ゲストハウス展開、はたまた島づくりまでー。

健やかな暮らしの輪は、これからも広がっていきます。
その広がりが、誰かの笑顔になり、この街の活力になっていく。
そんな最高にポップな未来を、さあ、一緒に楽しもう。

「杜くらし」を、もっと多くのまちへ。

まだ出会っていないまちでも、
「杜くらし」を、健やかな暮らしを、その土地らしさといっしょに届けていく。

緑がそよぐ庭、季節を感じる窓辺、近所で交わすあいさつ。
そんな日常が自然と生まれる、心地よい街並みを届けていきたい。

ただ家を建てるのではなく、
人と人とがつながり、暮らしが育ち続ける“まち”をつくること。
地域の文化や風景を大切にしながら、
働く場や人のつながりも育んでいく。

「この町が好きだ」と思う人が増えること。
「ここで暮らしたい」と思う若者が育つこと。

ゼロクラフトグループは、そんな未来を、街角からひとつずつ。

大工は、かっこいい!

昔、大工さんはまちの人に頼られ、子どもたちの憧れの存在だった。それは、技術だけじゃなく、人の暮らしを支え、まちの風景をつくる存在だったから。

私たちは今、そんな大工さんをもう一度“まちの誇り”にしたい。
木を活かし、人と関わり、暮らしを支える存在として。

家を建てることも、直すことも、地域を守ることも、
どれも大工さんの仕事。だからこそ、未来をつくる力がある。

若者が憧れる職業に、大人が誇れる仕事に。

大工は、かっこいい。

私たちは、そう胸を張って言える社会を、仲間とともにつくっていく。

暮らしを取り戻す、を体験する。 “非日常”は、“本質の学び場”になる。

誰もいない森の中、火と水と手だけで始める暮らし。
便利な道具も、スマホもない。
でも、ここには“本当に大切なこと”が詰まっている。

遊びが、学びになる。
暮らしが、冒険になる。
不便が、力になる。

ここで育つのは、「生きる力」と「心の冒険心」。
“非日常”は、未来を生き抜く力を育てる時間。

自然の中で、火を起こし、水をくみ、食をつくる。
見たことのない星空を見上げて、ただ語り合う。
便利さを離れたその時間の中に、本当に大切なことが見えてくる。

五感を使い、心を動かし、生きる知恵を得る。
“非日常”は、みんなにとっての“本質の学び場”となる。

この土地で暮らし、働きたくなる理由を、 食と建築でつくる。

まちの風景にすっとなじむ、木造の建物。
中庭には、コーヒーやビールを手にした人たちの笑い声がひろがる。
花屋の香り、焙煎の音、食卓を囲むぬくもり。
そのすべてが、この土地の暮らしの一部になっていく。

流行を追うよりも、風の向きに耳を澄ませたい。
新しいものを選び取る感性と、変わらないものを慈しむ心。
その間にある“ちょうどよさ”を大切にしながら、食と空間を育てていく。

提供したいのは、料理でもサービスでもなく、
人と人がまじわるきっかけ。
日常の中に、少しの特別とあたたかさを灯す場所。

行ってみたいと思えるまちに。
働きたくなるまちに。
そんな小さな誇りを、ひと皿とひとときからつくっていく。

ちょっと立ち寄れる場所の集合体

誰でもふと立ち寄れ、安心して過ごせる。
そんな場所がまちにいくつも点在している。

シャッター街や空き家が、ふたたび息を吹き返し、
人と人、暮らしと仕事、まちと自然がゆるやかにつながる。

たとえば。
1階には小さな商いと交流の場、2階には暮らしの住まい。
灯りのともるその空間が、まちに安心とぬくもりを届けていく。

世代や立場を越えて、学び合い・支え合う。
孤独がやわらぎ、「また来たくなる」関係が生まれる。
ちょっと立ち寄れる場所の集合体が、
まちの未来を支えるインフラになっていく。

ゼロクラフトグループって、なんだかいつもワクワクしている。 東北を飛び越して、世界にも発信しちゃえ!「工務店って、おもしろい!!」

10年後も、その先も、
ファンから愛されつづける会社であるように、ずっと成長していく。

ファンと呼べる人たちは、本当にいろいろ。
経営者や社員、株主はもちろん、
その家族たち。
ともに仕事をする協力会社さん、そのまわりの人たち。
自治体や学校、地域のひとからも「やっぱりゼロクラフトグループさんはいいね」と思われていて、
自分の子どもや、未来を担う若い人を入社させたいと思ってもらえる。

そんな関係がひろがることで、
ワクワクする仕事が生まれ、
いい仲間が残り、
地域が少しずつ賑わっていく。

そんな種まき、根っこづくり。

“予防空き家”が当たり前になっている世の中にする。

新築するときだけじゃなく、将来空き家で困らないようなライフプランやロードマップがあるとみんな安心。
かかりそうなお金も事前に積み立てておけたら、更に安心。
空き家が集まっているまちを、まちごと再生した「空き家杜くらし」はノスタルジック×パッシブ。

「住む」だけでなく、非住宅のたてものだって変身。
広大な敷地や老朽化したビルが一つでも多く甦れば、負の遺産なんて呼ばれることのないまちになる。
甦ったその場所には人が集い、地域の人はもちろん、外からだって注目されて、人々がやってくる。

どんな住まいも、最初は望まれて生まれたはず。
だから、予防空き家という言葉がスタンダードになってほしい。

山から、暮らしへ、 木々とともに紡ぐ未来。

山に立つ一本の木が、
誰かの暮らしのまんなかで、静かに時を刻んでいく。

山で育った木を選び、挽き、削り、仕上げる。
その一本が、家具となり、棚となり、家となって、暮らしの風景の中へそっと溶け込んでいく。

地元の山、地元の材、地元の手。
この土地で育った木が、この土地の人の暮らしを支える。
そんな「山とまちの循環」を、日々のしごとからていねいにつないでいる。

暮らしに根ざし、風景をつくり、
そしてまた、山へ想いを返していくように。
100年先の山と、今日の暮らしをつなぐ営みを、これからも。

建てては壊し。それはもう卒業。

建てては壊し、はもう終わり。

外側は古いけれど、内側は居心地いい。そんな建物が日本に増えていく。
古い建物だけれど、居心地がいい。快適に過ごせる。そんな、価値のあるものが増えていく。

モノに気持ちを込める日本人は変わらない。
量産ではなく、記録には残せない思いや情景、感覚、香り、空気感……。

そうした“すぐに形にできない価値”を呼び起こすものを、
もっとつくっていきたい。

リノベーションも、家具づくりも、手段がちがうだけ。
建築という私たちの強みで、文化や街並み、木のぬくもり、暮らしの営みをよりよく受け継ぐ。

嘘をつかないことを、一丁目一番地に。
そんなリノベーションと家具づくりを、世の中にひろげていく。

生きる力が、そっとひらく居場所を。

人が“生きる力”を取り戻せる場所を、
地域にひとつずつふやしていく。

子どもがひとりでも安心してごはんを食べられる小さな食堂。
馬やヤギと過ごしながら、ゆっくり社会とつながっていけるフリースクール。

薪を割り、火をおこし、誰かと食卓を囲んだり、
ただ静かに時間をすごせたりする居場所。

そこにあるのは、“与えられる支援”ではなく、
「ここにいていいよ」と受けとめてくれる空間の力。

便利さや管理だけでは届かない、
暮らしの中の「好き」や「やってみたい」「ちょっと話したい」を、
そっとすくい上げる工夫がある。

ためして、直して、またためす。
そんな営みの中で、人も場もゆっくり育っていく。

あたえるのではなく、いっしょに育ちあえる。
そんな「健やか居場所」を、これからの地域にそっとふやしていく。

自分たちだけでなんてもったいないから、 誰かに、次に、つなぐための学び舎。

「つくる」ことを、誰かに預けっぱなしにしない。
建築と大工の技術を、現場から学び、手で継ぐための学校をつくる。

図面の奥にある暮らしのこと。木の目を読み、ノミの音を聞き、ミリ単位の誤差に向き合うこと。CADも墨つけも、バーチャルもリアルも横断しながら、考えて、つくって、ときには壊して、またつくる。

そんな当たり前の営みを、実践から学べる「暮らしの中の建築学校」。
子どもも大人も、学生も社会人も、迷っている誰かもいい。
地域の材で、地域の空間を、地域の手でつくる経験を通して、“つくること”が誇れる未来を一緒に築いていく。

ここで育つのは、建築士や大工だけじゃない。
自分で考え、自分の手で未来を立ち上げていける人を育てたい。

ゼロクラフトグループは、建築という営みのなかに、
「学び」と「継承」が自然に息づく社会をひらいていく。

駅くらしに海くらし。まちごとまるごと 面白いことなんでもござい。

駅舎をつくる。人の流れと地域の再起点をつくる。

誰も使っていなかった古い駅舎が、地域の情報が集まり、人が立ち寄り、移住や観光のきっかけになるような「杜くらしの玄関口」に生まれ変わる。

そこから空き家が直され、店ができ、集落全体がすこしずつ呼吸をはじめる
「せっかくだから、海の家もつくっちゃおう」と誰かが言う。

山の駅と海の家。とんでもなくワクワクする構想が、次の地域を動かす原動力になる。私たちは、まちづくりも事業も、いつも「面白そう」からはじめる。

駅舎も、集落も、海辺も。人が住む・働く・遊ぶ場所を、再生しながらつくり出していく。

やるなら本気で、でも遊び心も忘れずに。

そんな集団でありたいと思っている。

働き方は生き方だとも思うから、 大事なことは自分たちで決める。

長い人生のなかには、「今は走りきる!」と仕事に夢中になれるときもあれば、「ちょっとこの切り株で休憩しよう」とひと息つくときもあるはず。

まだ見ぬ将来の自分がどうなっても健やかに働くためのあれこれを、自分で決められる仕組みができていて、それが当たり前になっている。
そんなゼロクラフトグループだから、働きたいひとがふえていく。

卒業も、再入学も、みんなどんとこい!ってことで、一度離れた仲間の再雇用も柔軟。外で得たことをじゃんじゃん生かすから、よりよいモノづくりをさらにできるグループに。

寄り道しても、また帰って来られる場所になっている。たくさんの世代、いろんな人が切磋琢磨できるから、仲間がどんどん広がっていく。

ほかの場所ではむずかしくても、「ここならがんばれる」と感じる人がふえていく。世界にはいろんな人がいて、自分もその一人なんだ。

小さないのちが安心できる世界が、 いつまでも当たり前であってほしい。

国が違っても、世代が違っても、言葉が通じなくても、
同じ火を囲んで、同じ釘を打ち、同じごはんを食べる時間があれば、
人と人は、きっとわかり合える。

人だけじゃない。
動物も、植物も、建物も、すべてが「いまここにいる」存在として尊重されること。
誰かだけのためじゃなく、すべての命が安心して息ができる世界を、私たちは本気でつくりたい。

建築は、戦う道具にも、つながる場にもなり得る。
だからこそ私たちは、武器ではなく居場所をつくる技術者でありたい。

境界ではなく「関係」を。管理ではなく「共感」を。
違いを隔てるのではなく、「違いのまま共にいられる空間」を。

ゼロクラフトグループは、つくることを通じて、
やさしくて、つよい世界へ、そっと手をのばしていく。

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