eps.31 東京から宮城へ。蔵王ではじめた、自分たちらしい暮らし

雨がしとしとと降る6月。
蔵王の豊かな緑を抜けた先に現れた、かっこいい板張りの素地家(ソジエ)を訪問しました。
取材で訪問したこの日は、ちょうどサッカーワールドカップが開催期間の真っ最中。
お邪魔させていただくと、ご夫婦で仲良くテレビで観戦されていました。
暮らしを見直すきっかけ

東京でパン屋を営んでいたご主人。
「東京で、ずっとこのまま同じ仕事を続けていくイメージが湧かなくなった」と感じたことが、暮らしを大きく見直すきっかけとなりました。

ちょうどお子さんの大学進学のタイミングも重なり、ご家族で移住を検討し始めたSさんご家族。
移住先として選んだのは、豊かな自然が心地よい、宮城県刈田郡蔵王町の地でした。

庭のある暮らしを求めて――YouTubeで見つけた理想の住まい
東京にいた頃からYouTubeで見て気になっていたのが「建築工房 零」。
住宅会社を探す中で、いろいろな物件や中古住宅も検討しましたが、自分たちの理想の暮らしには「庭」が不可欠だと感じていたそうです。
「宮城で物件を探したとき、零の家が一番かっこよかった。
ほかにも物件は見ましたが、お庭がなきゃ意味がないと思っていて」

購入することに決めたのは、まるで雑木林のように木々が立ち並ぶ自然豊かな土地でした。
住まいの建築のために一部は伐採するものの、その土地にもともとあった木々を活かす空間づくりをしたい。
そんなSさんご家族の想いと、零が提案する「自然とつながる家づくり」「庭のある暮らしを愉しむ」という価値観がマッチし、零での建築を決意してくださったそうです。
規格住宅 素地家での建築を決意した理由
「素地家に決めた一番の理由は外観ですね。板張りの雰囲気がすごくかっこよかった」

建築工房零の規格住宅である素地家。
同じく規格住宅であるZEROBACOと迷ったそうですが、設備や予算のバランスを見極めた結果、素地家に決められたと言います。
素地家は通常、合板仕上げの床など、ラフな仕上がり。追加工事で自分好みにカスタムできるし、 自分で床を張ったり壁を塗ったりと、DIYだって楽しめる規格住宅。
素地家での建築を決意したSさんご家族でしたが、「それでも足元から木の温もりを感じたかった」と、床を無垢のスギ床にするオプション工事を採用。
「DIYが得意なわけではないので、自分たちで床張りを全部やっていたら大変だっただろうなと思います(笑)」そう笑いながら話してくれました。
※現在の仕様と異なる場合があります。

お庭とともに育む、これからの暮らし
「いずれは、畑を始めたい。
それに、塀を設けるんじゃなくて、これから育っていく植栽で目隠しを作りたいなと思って」

新居での生活が始まり、理想だったお庭のある暮らしを楽しまれているSさんご家族。
もともと雑木林のようだった木々の一部は、土地購入の際、不動産会社さんが良かれと思って伐採してしまったとのこと。
お庭を眺めながら、「今思うと、剪定や残す位置の調整から零に頼んでいたら、もっといい感じに残してくれていたんだろうな」と笑顔で振り返るご主人。
東京での忙しない日々から一歩踏み出し、蔵王の豊かな自然に囲まれた新しいライフスタイル。
この蔵王という地への移住は、ご家族にとって大きな節目となっているようです。

家づくり中で一番印象的だったことは?と聞くと、「営業担当の方の話術がすごい。あの方を嫌いな人、いないと思う」と笑顔でお話ししてくださいました。
取材の最後には、家づくり当時の思い出を振り返りながら、担当者と笑顔で話に花を咲かせていたSさんご家族。
蔵王の自然とともに、これからも豊かな暮らしが育まれていきそうです。
宮城県刈田郡蔵王町/素地家(木造一戸建て)/S様邸
撮影・取材:2026年6月



