道路に接していない!?② | 建築工房 零
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道路に接していない!?②

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こんにちは。

ゼロノワ不動産こと、不動産事業部 高山です。

 

秋ですね。この時期は大好きな金木犀の香りがそこかしこからするので、一年のなかでもテンションの上がる季節です。

 

 

さて、前回の「道路に接していない!?①」からの続きです。

 

現地の調査を経て、道路台帳の取得に行くも、台帳上調査対象地が道路に接していないことになっていて・・・!!

というところでした。

 

手元資料の公図や地積測量図、現地の写真などを担当者へ見せながら、

高山「こことここの間にあるはずの対象地の地番が抜けていませんか」

この場所は公図も少々わかりにくく、ちょうど行政区の境目のために公図も二枚照らし合わせなくてはならない状況。

担当者の方も、裏に保管されている資料を出してきてくれて、色々突き合わせて一緒にたくさんの枚数の図面とにらめっこ。

担当Kさん「ちょっと変ですね、確かに現地やこれらの資料からは道路には接しているはずなので、台帳に誤りがあると思います。道路を整備したときの測量会社に確認します」

 

なんと、道路台帳のほうに誤りがありそう、ということだったんですね。

 

役所の調査が完了するまでは暫定の接道状況とはなることを調査依頼いただいたお客様にお伝えをしたところとても驚いていらっしゃって、

お客様「この土地は、結構いろんなところから『売りませんか』と話がきていたけど、そういう会社から道路に関してそんなこと言われたこと一度もなかった。ちゃんと調べてくれて助かった」

信じがたいことですが、現場だけ、もしくはネットから得られる情報だけでいろんなことを判断して不動産査定したりするような会社も、現実には結構あるんですね・・・

 

その後、Kさんの尽力のおかげで1か月ほどで道路台帳は訂正されました。

Kさんが大変丁寧かつ迅速に対応してくださったおかげです。

はじめは不安から役所に対して不信感も持ちそうだったお客様も、経過を伝えると安心、納得してくださいました。

 

道路に接しているかいないか、というのは土地を所有する方にとっては大変大きな問題です。

土地としての価値が、雲泥の差と言ってもよいほど変わってしまうからです。

その大切な部分の確認を「現地だけ」「ネットだけ」というのは非常に危険です。

必ず裏付け調査を行って確認することが重要で、また、役所・役場にも間違いはあるのです。

人が行っていることなので、100%とか絶対、というのはないのですよね。

でも、調査や確認をしていくことで間違いに気づいたり、修正をすることはできるので、しっかりと調べることが本当に大事だなと改めて思った一件でした。

 

おまけ

先日家族に迎えた猫ちゃんのもう一匹は、もふもふ黒毛の「ひじき」です。

出会った日が「ひじきの日」だったのが由来です。

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