社員大工を育てる | 建築工房 零
小野幸助ブログ
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社員大工を育てる

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小野幸助ブログ

小野です。

ヒゲメガネです。

 

みなさんご存知のように、零では新卒採用で大工さんを採用して育てています。

建築業界は通例、大工さんは外注請負で、一棟いくらで発注するのが普通になっています。

大工さんは基本的にフリーランスの一人親方で、建て方などの時は一人親方が助け合って集まり、一日いくらで精算します。

頑張れば頑張るほど自分の収入になり、ケガと弁当は個人持ちです。

出勤時間などは個人の自由なので、あっという間に建築業界に広まりました。

 

その結果、生産性が上がりました。

その代わり、若い大工さんが育つ環境は無くなりました。

現在の木造建築業界は大工さんをはじめとして、

左官屋さんなどの修行期間が長い職種ほど若い人が全くいない大問題に直面しています。

大工さんがいないので、多少高くても仕方ない、と、ハウスメーカーのような工場生産のパネルを小規模地域工務店でも採用するところが増えています。

 

天邪鬼の零ではその流れに逆らい、現在十数名の社員大工が在籍して、先輩が後輩を教える文化ができでいます。

10年以上の年月がかかりました。

それまでに何人もの社員大工さんが離職していまい、

その度に悔しい思いを繰り返し、改善を繰り返し、やっとここまで来れました。

毎年成長している若者たちを見ると、本当に感慨深いです。

今年の新しい20期(零ももうすぐ20周年!!)を迎え、

ほとんどの社員大工さんたちが技能を高め社員級が上がりお給料も上がりました!

嬉しい!

 

でも、大工さんとしての人件費だけでは社会保障を含めたお給料は払えません。

請負の大工さんに発注した方が安く楽に家が出来上がります。

ここは本当に悩みましたが、現場にいる大工さんが現場管理をやることで解決しました!

(未だ道半ばではありますが。。。)

 

言うのは簡単ですが、本当に大変でした。。。。

それが嫌で離職する大工さんもいました。

が、残ってくれた若い大工さんたちが本当に頑張ってくれました。

感謝です。

今や、現場管理の大半は社員大工さんたちがこなしてくれます。

今まで興味がなかった他業種の工事まで意識がいくようになり、

現場で心配なことがあるときちんと指摘して直してもらっているようです。

やはり現場にいる大工さんが現場管理をやる意味を強く感じています。

 

この先、まだまだ大変なことも多いだろうけど、大工さんの中から部長さんや取締役が出てきてくれるかな。楽しみです。

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