田んぼに囲まれた古民家のリノベ | 建築工房 零
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田んぼに囲まれた古民家のリノベ

ショウジタイセイ
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こんにちは。

社員大工のしょーじです。

今回は仙台市青葉区芋沢に建つ古民家ゲストハウスのお話です。

その名もアゼミチタベネル。

漢字にすると畦道食寝。

あの場所にピッタリ過ぎる名前なんです。

普段は新築を担当しておりますが、今回古民家リノベに関わる機会がありましたので、アゼミチタベネルのビフォーアフターを一部ご紹介します。

早速ですが、まずはだんらんの間です。タベネルでの初仕事がお写真の所の解体でした。

錆びた釘との格闘。鉄釘は錆びたくらいが1番大変です。

普段は新築なので、自分でどんどん作り上げていきますが、リノベ、改修工事になると、当時の大工さんの仕事を見ることができて、自分の引き出しも増えて学びになります。なによりいろんな収め方をみられて楽しい。

お次は新設したシャワー室です。

とにかく平らな所もまっすぐなところもない。基準をどこにすればいいのかわからない。

思考停止。洗礼を受けました。

当時の口癖はこの現場に基準はないから!自分で作れ!でした。

解体した所はできる限り断熱と気密をして、床組と壁を作り、シャワー設備がちゃんと入った時はホッとしました。

最後はこちら。

南面は大きな掃き出しサッシに入れ替える工事をしました。

既存のサッシを解体して高さ調整のために土台周りを確認したところ、やられてました。シロアリです。

スカスカになっていた土台を入れ替え、下地も作り直し、土台周り全てにシロアリ駆除の薬剤散布をしてもらい、無事サッシ入れの完了となりました。

止まらなくなるので以上にします!

全てが新鮮で、大変で気づいたら終わっていた現場でした。

割り切り力。全て直してしえばそれに越した事はないですが、限りある予算と時間の中で、その建物を見極める。

必要な所のみ手を加えて、甦らせる。

新しいものだけが全てじゃないんだなと感じました。

新築以外の知識、技術を身につけ、空き家問題やリノベといった事業に携わっていける大工になっていきたいと思いました。

詳しい事は是非こちらをご覧ください

2025/4/26よりオープンです!

建築工房零が手掛けたゲストハウスがOPENいたします!【焚火とサウナと田んぼの古民家一軒宿:アゼミチタベネル】

 

空き家だった古民家の生まれ変わりを是非体感してみてください。

たくさんの人が集う場所になりますように。

 

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