土地がないと、家は建たない | 建築工房 零
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土地がないと、家は建たない

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こんにちは!

ゼロノワ不動産こと不動産事業部 高山です。

 

先日、土地の仲介を担当させていただいたお客様のお住まいが完成し、お引渡しに参加をしてきました。

「少しでもどなたかの参考になるなら是非」と大変ありがたいお話をいただきまして、今日はそのお客様・Oさんの建築地が決まるまでのことを書きたいと思います。

 

建築工房零の姉妹会社であるアオバクラフトで建築されたOさんは、土地探しから住まいづくりを開始。

私が初めてお会いしたのは、昨年12月頃。

土地の契約を担当することになり、そのご挨拶の時のことでした。

一通り、契約までに準備いただくものやスケジュールの確認をして、

 

「何か不明な点や、ご心配なことはございますか?」

とお伺いしたところ

 

「とにかく無事に土地の契約ができるようにと・・・スムーズにいくかどうかが心配です」

とおっしゃいました。

 

Oさんは、土地探しを始めて間もなく、検討エリア内に良い土地が見つかり、早速申し込みをしました。

契約日も決まり、安心していたところ、直前になって担当の不動産会社から電話が。

 

担当者「実は・・・売主様が、売りたくないと話していまして・・・」

なんでも、売主様はご高齢で、もしかすると認知症の症状かもしれないとのこと。

結局、この土地は契約が白紙となり、また一から土地探しをすることになってしまったんだそうです。

 

これ、実は皆さんが想像するよりも、結構あることなんです。

単純に「やっぱりやだ、やめる」のときもあれば、「売るなんて言ってない」となったり・・・

Oさんの場合は契約前でしたが、契約はしたもののいざ土地の引き渡し・決済だというタイミングで認知症が進行して契約なんてしていないと言われることも、ないとは言えないのです。

大抵の方は住宅ローンの融資を受けるので、土地の契約から引き渡しまでは何か月か期間があります。

何か月かのうちに急速に認知症の症状がでることは多くはないと思いますが、ゼロではありません。

 

所有権移転を担当する司法書士は、売主さんに必ず「意思確認」をします。

意思確認のタイミングは「契約時」ではなく「決済時」なので、そのときに認知症などで意思の確認ができないときは、所有権の移転はできません。

(「大丈夫、なんとかなりますよ」などと言う司法書士が万が一いたら、絶対に信用してはなりません)

なので、Oさんにとっては契約後に問題が起きた場合よりは良かった、と言えるかもしれません。

でも、「この土地に建てるんだ」と思っていたところに契約ができなくなったら、ショックですよね・・・

 

 

その後、「ここもいいな」と思う別の土地を見つけるも、タッチの差でほかの方の申し込みが早くて購入できなかったりと、Oさんにとって不運が続きます。

そして、ようやく見つけ、契約に進めそうな今回の土地。Oさんにとっては「前のようにならず、無事に、スムーズに」というのが一番の願いだったのです。

 

幸い、三度目の正直で、買主であるOさん側仲介として担当させていただいた土地は、契約・決済まで大変スムーズに進みました。

これは、共同仲介を快諾してくださった売主側不動産会社さんが非常に丁寧な対応をしてくださったおかげでもあります。
二社の視点で調査を行い、一緒に契約書も作っていくこの形は、売主さん買主さん双方にとって より安心ですし、私も非常に勉強になりました。地元の不動産会社さんでしたが、たまたま担当の方が女性で、今でもお付き合いがあります。

一つの契約にも、たくさんの出会いがあり、宝物です。

 

多くの方にとって、「土地を買う」ということは一生のうちに何度も起こることではありません。

「ここに家を建てよう」と思い決めたところがなかなか購入できなかったOさんですが、お住まいの完成にとても感慨深げにされていました。

 

「ちょうど住まいづくりを検討したのは、去年の7月頃からでしたか・・・1年、振り返ればあっという間でした」

とおっしゃっていて、素敵なお住まいの完成を喜んでいらっしゃいました。

 

その輝く笑顔・・・私もとっても嬉しかったです!!

 

Oさんが快諾してくださったので、皆さんに幸せのおすそ分け・・・

利府支店・樋口も関わらせていただいたOさんでした。

本当に爽やかで素敵なご夫婦です!!

Oさん、本当におめでとうございます! そしてありがとうございます。
樋口に負けないように私も遊びに行きますね!笑

 

土地は、家が建ってしまえばあまり目に入らないものかもしれません。

でも、土地がないと、家は建てることができないんですよね。

そんな、当たり前だけど大事なことを改めて思いました。

 

 

これからも、皆さんの幸せのお手伝いが一つでも多くできますようにと願い、今日も邁進します!

 

幸せいっぱいの帰り道。(運転:樋口幸太郎)

前を行くは、アオバクラフト号。

 

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