戻ってきました！創業本社

こんばんは。社歴17年目、51歳の菊地です。

懐かしの創業本社に戻って参りました。ここは、2005年7月の創業から2014年3月に上谷刈に移転するまでの9年間を過ごした場所です。いろんなことが思い出されます。

事務所・ショールームの土壁と漆喰を近所の子ども達と塗ったこと。設計施工1棟目の完成見学会に114組ものご来場を頂いたこと。ワークショップも沢山やりましたね。震災を経験したのもこの事務所時代です。

当時は、無垢の木の家は嗜好品といった印象が一般的で、普段使いの木の家はまだまだ少数派。国産木材は高いでしょとか、木材にヒビが入ったり反ったりするのは不良品だとか、山の木を切れば、それが必要な間伐だとしても森林破壊で、煙突から煙が上がれば、自然エネ利用だとしても大気汚染だと言われる時代。もちろん、大手ハウスメーカー全盛です。広報や営業活動というよりは、啓蒙活動、普及運動みたいな感じだったような気がします。今で言うSDGs。

そんな向かい風の中での創業期でしたが、スキーのジャンプ競技がそうであるように、向かい風によりフォームが安定し、飛距離が出るのですね。お陰様で、会社の理念や輪郭がはっきりしてきて、実質3年間で20棟のすまいを建てさせて頂くことができました。本当にありがたいことです。下の写真は、創業4年で建てた社長自邸が、コンペで日本一になった時に開いた受賞報告と5周年感謝パーティーですね。でもこの時はまだスタッフは8人ぐらいたっだかな。

震災の時には、薪ストーブのあるショールームを開放し、社長の自宅前で炊出しもしました。

一昨日までに引越しとネットワークの整備が完了し、昨日には看板を付け替えました。家づくりのお客様とのお打ち合わせなどは、これまで通り、利府のモデルハウス（仙台利府支店）と、昨年12月にオープンしたばかりの泉区根白石のゼロバコモデルハウス（仙台泉支店）が中心となり、この事務所は、総務経理課や企画広報課などの本社機能と設計課のアジト、薪ストーブ・ペレットストーブ専門店焚人（タキビト）ショールーム、不動産事業部ゼロノワ不動産の拠点として利用して参ります。

これからここでどんな出会いがあり、どんな思い出が重なり積もっていくのか、楽しみです。これからも、どうぞ宜しくお願い致します。

追伸①：ストーブショールームは只今準備中のため、もう少しお待ちいただければと思います。

追伸②：あやさん（社長の奥さん）と、ゆきこ先生（私の奥さん）は、十数年経っても全く変わりませんね。ね。