全開口サッシの弱点と効果。 | 建築工房 零
小野幸助ブログ
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全開口サッシの弱点と効果。

オノコウスケ
小野幸助ブログ

 

おつかれさまです。
つかれてないけど。

オノです。ヒゲです。メガネです。恐縮です。
新大阪のビジネスホテルでブログ書いてます。

ゴールデンウィークは東京時代の同級生2家族が泊りに来てくれました。
また、長女が留学中にもとてもお世話になったニュージーランドからも友達家族が遊びに来てくれ、
充実した連休をいただきました。
遠方から。感謝。

来客とBBQ、ホームパーティーが多い我が家。
ですが、はじめてニュージーランドで向こうの家族とBBQパーティーをした時はびっくりしました。

外のデッキで男性陣が肉を焼き、全て焼き終わってから室内でナイフとフォークで食べるんです。。

以前にNZ人の御主人に我が家に来てもらって、日本式の外で焼きながら食べる日本式BBQを楽しんでもらった訳です。

それはそれで楽しかったんですが、設計士として課題を感じました。

外の庭でビールを飲みながら楽しくやっている訳ですが、
いつの間にか室内の女性陣と外の男性陣と別れてしまうわけです。

そんな課題を感じつつ、あとはそういったハレの日だけではなく、
ケである窓を閉じている日常でサッシのフレームを気にせずに、庭や外を楽しみたいとも思っており、
リビングの一間大窓二つを改造して二間の全開口サッシにしました。

これが大成功。
完全に開けた時はリビングとウッドデッキが一体化。
かなり気持ちよく使えます。

ところが、ゴールデンウィウーク以外の日常では夏・秋は蚊、冬は寒さ、春は風、と、
全開口できる時はほとんど少ないわけです。
そんな時でも、一間の大きな窓2枚にしたので、
庭をサッシのフレームを気にせずに楽しめるわけです。
通常のメーカー物の全開口サッシは、一枚が半間なので、
閉めている時はガラスの真ん中にサッシのフレーム(框)が来てしまいます。
分かりにくいですね。図で描くとこんな感じ。
(人差し指にヒビが入っているので上手く描けませんが。。)

ちなみに冬は外した元のサッシとインナーサッシを戻して三重サッシ(ガラスは5枚!)にするので、すごく暖かいです。

言葉では中々説明が難しいですね。写真でも伝えきれません。
ぜひ我が家に遊びに来てくださいませ。感じてみてください。

たかがサッシ。されどサッシ。
たかが設計。されど設計。
「くらし」は劇的に変わりました。

その力と重要性、責任を再認識しましたね。

もっと良い家をつくりたい。
がんばります。

 

おしまい。

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