仙台市内水ハザードマップが更新されました | 建築工房 零
ゼロノワ不動産ブログ
ZERONOWA BLOG

仙台市内水ハザードマップが更新されました

ゼロノワ不動産ブログ

こんにちは。

ゼロノワ不動産こと不動産事業部 高山です。

今日の仙台は朝から雨が降っていますね。

恵みの雨、という言葉もあり、私も雨の日は好きなんですが

強い風を伴ったり、大雨ですと水害も心配になりますね。

昨年8月に宅建業法が改正され、ハザードマップの説明が重要事項時に義務化されたのは記憶に新しいですが(過去記事

先日調査のために仙台市HPを閲覧していたところ「内水ハザードマップ」の更新が行われたことを知りました。

 

ハザードマップにはいろいろな種類がありますが、重要事項説明で説明を義務付けられた水害ハザードマップは大きく分けて三種類。

 

①洪水ハザードマップ

②内水(雨水出水)ハザードマップ

③高潮ハザードマップ

 

このうち、③高潮ハザードマップについては、現在宮城県で公開している市町村はありません。

仙台市の場合についてですが、①洪水ハザードマップも②内水ハザードマップも作成および公開されています。

ここで重要なことがいくつかあるので今日はそこを掘り下げていこうと思います!

 

【洪水と内水とは】

①の「洪水」はなんとなくわかるけど、「内水って何・・・??」と思われた方、たくさんいらっしゃるんじゃないでしょうか。

 

「洪水」とは、水害の一種で「河川の氾濫」を指します。堤防を境に河川が市街地の外側にあることから、「外水(または、外水はん濫)」と呼びます。

洪水に対し、堤防の内側、すなわち市街地内を流れる側溝や排水路、下水道などから水が溢れる水害を、「内水(または、内水はん濫)」と呼びます。なお、気象庁では、内水を浸水害とも呼称しています。

 

イメージは、大雨で川が増水してざばーんと水があふれたものを洪水、大雨で下水道の処理が追いつかなくなって水があふれ、浸水してしまうものを内水と呼ぶのです。

マンホールから噴水のように水があふれている光景、一度は見たことがあるのではないでしょうか。

それぞれの現象から起こりうる水害リスクについて地図上に示したハザードマップがあるということですね。

 

【水防法に基づく、とはなんなのか】

実は、不動産売買契約時の重要事項説明で説明が義務付けられているのは「水防法に基づくハザードマップ」に限定されます。

仙台市では、①洪水ハザードマップのみ水防法に基づいており、②内水ハザードマップは基づいていません。

「いやいや・・・水防法に基づく、ってそもそもなあに!?」

ってなりますよね。私もなりました笑

 

水防法の規定では、「千年に一度規模の多量の雨が降ったと想定した浸水想定区域」のことを指します。

そのような雨をコンピューター上で降らせてみて、実際に町がどんな状態になるのかを実験し、

その結果を地図上に表しているのです。

 

じゃあ、②は何を根拠にマップを作成しているのでしょうか。

 

↑リンク:仙台市HP

 

過去50年間における最大級の大雨である「令和元年東日本台風(台風19号)」と同じ雨が令和2年4月時点の下水道処理施設の状況下で発生した場合に想定される浸水状況、ということになります。

 

つまり、水防法に基づいた「千年に一度クラス」という仮定のシミュレーションではなく、実際に降ったことのある雨量をもとに作成しているのです。シミュレーションの設定に違いがあるのですね。

 

【内水ハザードマップ、更新!】

 

つい一か月前の2021年3月30日に、この「内水ハザードマップ」は更新されたばかり。

令和元年東日本台風をもとに新しくシミュレーションした結果をマップとして反映し、さらには

せんだいくらしのマップ」から、お住まいのエリアなどの住所を入力してより詳細なマップを手に入れることができるようになりました!

 

今までは内水ハザードマップは区ごとのマップから拡大して、拡大して・・・と確認するしかなかったのが、

洪水や土砂災害のエリア確認のように住所検索できるようになったのでとても便利になりました。

 

【気を付けるべきこと】

不動産売買の重要事項説明では、①洪水ハザードマップしか義務付けられないわけですが、

②の情報も言うまでもなく重要です。

日ごろの備えとしていただきたいものになるので、私は「こちらのマップは水防法に基づかないよ」と添えたうえで

必ず②内水ハザードマップの情報もお伝えするようにしています。

ただし、これらのハザードマップは水害についてその発生の有無を決定づけるものではありません。

あくまでも一つの目安としていただく内容になるので、実際に災害が発生した際にはどんな経路でどこへ避難したらよいのか、などを事前に確認しておくと良いですね。

 

 

各市区町村では、こんな風にハザードマップ等の更新を行っています。

あまり大々的に告知がされないので、調査の際に「おやっ」と気づくことも多いです(今回はまさにそれでした)

日ごろから防災意識を高めるため、たまにお住まいの市や町のHPを覗いてみると新しい発見・役立つ情報があるかもしれませんよ!

 

 

今日のおまけ

駐車場で負けずに咲いている花。

その他のよみもの

PAGE TOP