一年違ってこんなに変わる!?~相続税その1~ | 建築工房 零
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一年違ってこんなに変わる!?~相続税その1~

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夏休みのお米の減り具合に戦々恐々としている不動産事業部 高山です。

我が家は夏バテに縁がなく、子どもはもちろん大人も食欲は常に旺盛ですが

暑くて食欲がない、とか、お酒を飲んで赤くなったりとか、たまにはなってみたい。笑

皆さんはどうですか? 体調崩されていませんか?

 

暑いときは、より動物化。

 

 

 

 

暑い夏ですが、今日は税金のことを少し。

お付き合いくださいね。

 

 

税金のことって、仕組みが複雑だったり、やたら数字が出てきたりで「苦手・・・」の方も多いですよね。

10月からは消費増税が予定されており、暮らしにも直結する身近な税だけに関心の高いところかと思います。

不動産に関わる仕事をしていても、税金のことは非常に大切です。

直接関係のある税としては不動産取得税や登録免許税などその時1回限り納める税もあれば

所有している限り毎年納める固定資産税・都市計画税もありますね。

 

しかし、それだけではなく、相談いただく内容によって様々な税金が絡んできます。

 

その中でも、今後も増えるだろうな、というのが

 

 

相続税

 

 

です。

名前はとってもメジャーで、知らない方はいないのではないか? という相続税。

 

 

実は2015年の改正で、課税されている人が増えているのです。

 

 

相続税はその名の通り、遺産の相続が発生したときに課される税金です。

しかしすべての方に課税されるのではなく、遺産の総額が基礎控除額以下であれば相続税は課税されない仕組みになっています。

そのため、実際に相続税を納めるケースはそんなに多くなく、改正前の2014年まではその割合は4.4%となっていましたが、2015年には倍近い8.0%になっています(リンク:国税庁HP

 

改正前であれば税金を納めなくてよかったのに! という人が3.6%ということになります。

では何が変わったのか。

 

これは「基礎控除額」です。

課税されるかされないかのラインを決めるこの金額が、大きく減少したことによります。

 

同じ家族で考えてみましょう。

 

一家の主が亡くなり、妻と二人の娘が法定相続人となりました。

財産から借入金やお葬式にかかった費用などを引いた純財産が6700万円になりましたが、

 

A)基礎控除分(2014年以前)

5000万円1000万円×3人(法定相続人の数)=8000万円

よりも少なかったため、相続税の申告は必要ありませんでした。

 

B)基礎控除分(2015年以降)

3000万円600万円×3人(法定相続人の数)=4800万円

よりも多かったため、課税対象となり申告が必要になりました。。。

 

一年違っただけで、相続税が発生してしまいました。

 

 

もっと札束的なものを表現したかったのに、できなかった悲しさ。

 

 

 

がーん。Σ(゚д゚lll)

 

では、この家族は一体どういう対策をしておけばよかったのでしょうか。

 

これにはいろいろな形があると思うのですが

やはり王道は「現金を不動産化」

これは根強いんじゃないでしょうか。

 

それはどうしてなのかというと・・・

 

暑い中数字が増えてきたので、また次回に。

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