冬の我が家の温度 | 建築工房 零
小野幸助ブログ
ONO BLOG

冬の我が家の温度

オノコウスケ
小野幸助ブログ

明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。

オノです。ヒゲです。メガネです。

今日は寒い。寒いです。
今年は雪も多いし寒いですね。

自分の車はディフェンダー。
砂漠の車なのでクーラーはガンガン効きますが、
暖房は最大にしても寒いです。うるさいし。

でも、この図体で走破性で積載力で2200ccしかなくて、
トルクがないけど意外に燃費もいいので選びました。
ランクルやレンジローバーなどは4000ccとか4800ccとかあるので。。。。

納車前の運搬ですでに故障して入院した時には腹を決めましたけどね。笑

そんな寒い日が続きますが、お風呂と暖房に使っている薪が少なくなってきたのもあり、
今日は天気があまり良くなくて太陽の力を受けることはできないけど、
朝から一日中全くの無暖房で在宅勤務を過ごしてみました。

現在16.7度。
ま、寒いけど、、、厚着をすれば耐えられない温度ではない。
ちなみに外は氷点下。

気づいた時に空気集熱そよ風のモニターを写真に撮っていたので、
グーグルフォトを遡ってみてみました。

別な日

 

そよ風モニターの赤い数字は棟温で、お日様の力で暖まった空気の取り入れ温度です。
12月も1月も、太平洋側で仙台の冬は太陽が元気なので、
外は寒くてもおひさまパワーで室温は20度を軽く超えます。
12月の写真は24.7度。

本当にお日様の力はすごい。

ちなみに
屋根でお日様の力を集める「空気集熱(そよ風)」と
窓から入ってくる「日射取得」の
ダブルパワーです。

11年前に建築した我が家は「太陽と棲む建築士の自邸」というスポット登録でインスタやFacebookで登録してますが、
少しスペックなどを紹介すると

断熱は壁がセルロースの120ミリ。
屋根は半分がネオマフォーム60ミリ、半分がスタイロフォーム60ミリ。
サッシは今は亡き新日経の樹脂アルミ複合サッシ。
数年前に内窓(ペア)と造作サッシ(シングル)を取り付けしているので、
窓は多少暖かくなっているけど、
断熱はあまり強くなく、特に屋根は現在の零の家の200ミリの1/3しかありません。

ま、現在の零の家に比べると寒いです。

しかし、それでも日射取得があれば、ある程度の断熱性能があるので、冬でも無暖房で24度とかが可能になります。

暖かい家、という目的に対して、設計(お日様パワー)と断熱の両方が必要で、
空気集熱「そよ風」やダイレクトゲインで熱を取り入れるオフェンスと
断熱が取り入れた熱を逃さないディフェンスの
両方があって成り立つんですね。

*もちろん今の零の家はもっと暖かいです。

逆に夏の日射遮蔽をきちんとしないと夏は暑くて大変になります。

高断熱が認知されてきていますが、
高断熱になればなるほど、夏の日射遮蔽は重要です。

夏に日射遮蔽をちゃんとしていない家の中は窓から入ってきた太陽の力で
駐車場に停めた車の中のようにあっという間に40度を超えます。

外気が30度だとすると、逆に家の熱を逃さない高断熱が邪魔をして室内が高温になるんですね。

なので、夏と冬の太陽高度の違いを利用して軒の出や庇で、
バルコニーで日射を制御する設計がとても重要になります。

あとは冬に葉が落ちる落葉樹などを利用したり、
外部ブラインド(まだ高い)を利用したりする方法もあります。

だいたい、夏も冬も1間幅の掃き出しサッシで約600ワット。
零の家でよく使う3Mサッシだと900ワットくらいの熱量が入ってきます。
よく600ワットが「こたつ一台」と言われますが、
900ワットとなると小さなストーブ一台くらいの出力です。
二箇所あれば二台分です。

冬の日射取得をきちんとすれば、無料のストーブをつけっぱなしにできるわけで、
夏の日射遮蔽をきちんとしないと、ストーブ焚きながらエアコンガンガン回すことになるわけです。

自分の家で実感するのは、こんな暖かい零の家が社会に増えればもっともっと省エネで楽しい暮らしが広まるし、
大きな話で言えば、国家安全保障の観点でもエネルギーの自立に近づくかと。

今はアオバクラフトの経営もやらせていただいていますが、
もともと高断熱だった家に今は日射遮蔽と日射取得を完璧に設計させていただいているので、
その社会貢献も大きいと自己満足しています。

アオバの経営に関しては零の理念と少し毛色が違う家を作ることに対してたくさんの批判をいただいたけど、
国産杉に変わったアオバの家の柱が並んだ姿は自分の中では感動でした。

もっともっと頑張ります。

少し大工さんの手が空いたので、我が家にもう少し手を入れようと思います。
弱点だった屋根の断熱を強化して、プラス100ミリ追加します。

どんな暮らしになるか楽しみです。

また皆さんにご報告しますね。

おしまい。

追記

ブログ書いてる間に薪ボイラーのお湯の温水ルームヒーターにより暖まってきました。
快適。

でも、やはり薪ストーブの方が輻射熱もあり気持ちいいし、何よりも炎が楽しい。

 

 

その他のよみもの

PAGE TOP