土地ご成約～売主さんとの縁～

こんにちは。ゼロノワ不動産こと不動産事業部 高山です。

先日、お預かりしていた土地がご成約になりました。

松島にあるこの土地、売主さんとの出会いはちょっと変わっていました。

この土地の近所に、お取り扱いしている別の物件があったのですが、

その物件購入を検討したいという方が「ここの空き地、駐車場として借りられないかなあ・・・」という相談をくださったのです。

空き地について情報が得られたらいいな、と思った私は空き地の隣のお店に「こんにちはー」と訪ねてみたんです。

そこで出会ったのが、売主さんでした。

店主が、お隣の空き地の所有者でもあったんですね。

「あら、あなた不動産屋さんなの？　女の人が、珍しいわね」

と、突然の訪問者である私にとっても気さくにお話しくださって。

空き地のことについてお話をさせていただく中で「貸すより、この店の敷地含めて買ってもらえるならいいわよ」ということに。

別のところにもお店を持っていた売主さんは、ちょうど、いつまでお店を続けようかと考え始めた矢先だったというのです。

残念ながら、初めに空き地を利用したいと相談くださった方は諸条件合わずだったのですが、売主さんとの縁はそのままつながることに。

改めて不動産査定、売り出し価格の決定、と進め、一緒に売り出し看板も立てて。

お店にしていた建物を解体して更地になった時は「ここはね、もともと子どもの時に実家があったところなの」と、当時の思い出を話してくださいました。

そして、このたび気に入っていただいた買主さんファミリーがお住まいになる土地として、ご成約となりました。

重要事項説明からのご契約、と当日はなかなか長時間になるのですが、終了後に

「あなた、大変なお仕事ね。2時間もしゃべり続けて！」

確かに、だいたいすべて終わるまで飲み物も飲まずにしゃべり続けている笑

重要なので省略できませんからどうしても長くなりますが、退屈な時間にならないようにしようといつも心がけています。

「突然やってきたときはびっくりしたけど頼んでよかったわ、いろいろ決断できたし」

と言っていただいて、本当にうれしかったですね。

こういう時、自分の仕事はお客様の人生にとって重要な節目に関係することが多いんだと改めて思います。

店じまい、そして思い出の残るご実家土地のご売却の決断。

とても大きな決断だと思います。

これからも「あなたに頼んでよかった」と言ってもらえるように頑張ろうと思えた日でした。

売主さんありがとうございます。

いつもお漬物もらったりコーヒーごちそうになったり。

引き渡しまでしっかりと頑張りますね。

おまけ：在宅勤務していて、さーて飲み物でもいれてくるか、と振り返るとこの様子。癒されますね。