お金はだいじ 固定資産税その① | 建築工房 零
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お金はだいじ 固定資産税その①

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こんにちは。ゼロノワ不動産の高山です。

突然ですが、皆さんお金は好きですか?

私は好きです。笑

というより無いと困るのがお金ですよね。

 

では、「お金の話」はどうでしょう? 好きですか?

 

「お金の話はあんまり・・・」

「お金の話って難しくて・・・」

「いきなりお金の話されるのはちょっと・・・」

 

お金は好きだけどお金の話は苦手。いやーわかります。私もそうでした。

でもね、当たり前なんですけど、お金ってとても大切なんですよね。

特に不動産業に携わっていると、いろんな種類の「お金」のことを知らないといけない。

そうじゃないと、お客さまの大切な資産にも影響が出てしまいかねません。

だから、常に勉強して情報を更新するようにしています。

 

今日はお金の話第一弾。

皆さんから結構ご質問いただく、

固定資産税について。

 

土地や建物を持っていると毎年かかる税金のため、割合なじみのある税かと思います。

不動産売買の際にはその物件に年間いくらの固定資産税が課税されているかを「必ず」確認します。

土地を買い家を建てる人も、中古住宅を求める人も、ほとんどの方が住宅ローンを組み、毎月返済していくことになります。

毎月家にかけられる総額が10万円までだな。という場合に

固定資産税のことを考えずに上限いっぱいまでその金額をローン返済額に設定すると、あとから税の納付書が届いてびっくりすることに・・・。

例えるなら、マンションやアパートなどを借りていて、毎月かかる「管理費」ってありますよね。

あれを無視して物件決める方はいないと思います。

実際に毎月払うのは家賃+管理費なんですから、当然ですよね。

それと似たような形です。

 

この固定資産税ですが、

 

①地方税なので自治体により税率に違いがあることがある(だいたいは評価額×1.4%)

②免除や減税を受けられる場合がある

③毎年1月1日時点での所有者に1年分課税される

 

こんな特徴があります。今日は①②から。

 

まず①ですが、税金はその課税主体から「国税」と「地方税」に分けられます。

更に地方税のなかでも県等からの課税と、市や町などが課税しているものがあり、固定資産税は後者です。

多くの市町村が1.4%の税率を採用していますが、1.45%などの場合もあります。

それぞれの不動産に「評価額」というものがあり、その金額に税率をかけたものが年間の税額になります。

例えば評価額500万円の家屋なら「500万×0.014=70000円」が年間の税額になります。

この評価額は3年ごとに「評価替え」と言われる見直しがなされますが、昨年令和3年度に見直されたばかりです。
そのため、令和4年・5年度に関しては特別な事情(地目が変わった、使い方が変わった、増築や改築をしたなど)がある不動産以外は令和3年度のものが据え置かれ、次の評価替えは令和6年度になります。

また、固定資産税とセットで関係してくる税に「都市計画税」というものがあります。市街化区域に土地や家屋を所有する人に固定資産税と併せて課税されるものですが、こちらも固定資産税同様市や町が課税主体になります。そのため、ある市では都市計画税が0.3%かかるけどある町では都市計画税の徴収はしていない(O円)ってこともあります。

②に関しては、
そもそも非課税な土地(複数の世帯で所有している私道など)やその不動産の価値が著しく低い場合などは免除になったりします。
減税は新築した家屋が原則3年間税額が半分になったり(面積要件等があります)建物を建てるために使っている土地は更地よりも税金が安くなったりします。

 

だいたいどのくらいの税額を頭に入れておけばいいかについては、立地や家屋の規模などにもよるのですがだいたい10~15万円/年というのが一般的相場です。

なので、先ほどの「毎月家に10万円までかけられる」方は、年間15万円固定資産税の支払いがあっても困らないように

100,000円-12500円(150000円/12か月)=87500円

あたりを毎月の住宅ローン支払いの目安にするといいことになります。

 

しかしここで要注意なのが、税務署が親切に毎月税金を引き落としてくれるかというとそうではないのです。

次回のお金はだいじシリーズでは③のところを中心にお話ししたいと思います。

 

おまけ:お金の知識アップグレードのために行ってきた東京研修での一コマ。

文具が好きなので、座学は好きです。

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