企業の役割は地域の困りごと解決。 | 建築工房 零
小野幸助ブログ
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企業の役割は地域の困りごと解決。

オノコウスケ
小野幸助ブログ

おつかれさまです。
つかれてないけど。

宮城県中小企業家同友会に所属しており、地球環境委員長という役割を頂いております。
3/20に仙台ブロック例会というものがあり、座長を欠席裁判(笑)で仰せつかっております。

その為、報告(同友会では講演を経営体験報告と呼びます。)をお願いしている、
福島同友会理事長、藤田建設工業の藤田会長を訪問しました。

仙台から車で二時間半。福島の棚倉町という14000人の町で100億の事業をされている同社。
凄い会社です。

建設業をメインとして、車の販売店やガソリンスタンド、本屋さんなどたくさんの事業をされていますが、
決して儲かるための多角化経営、というわけではなく、

「地域に車屋さんがないからはじめた。」
「地域で困っているから、、、、」

と、地域の困りごとに応えているうちにそうなったとのことです。
「地域でやる事は結構あるし、やってみるとなんとかなる」
と言う言葉が印象的でした。

震災後は地域エネルギーに対して大きな危機感を持ち、
地域の木材会社と提携して、地域のバイオマスエネルギーをペレットに加工して販売したり、
そのペレットで熱と電気を同時に生み出し供給する事業を始めたり、と、
エネルギーシフトにもかなり積極的に取組んでいらっしゃいます。

その他、地域の木材を利用した木質三階建て集合住宅や地域のヒノキ間伐材を架台に使ったメガソーラーなど
かぞえればキリがないチャレンジをとことんされています。

理想を追うだけでは成立しないのがいわゆるソーシャルビジネスだとおもいますが、
きちんと利益を出して継続している姿は本当に力強いです。

そもそも中小企業の役割は地域の課題解決。困りごと解決。
「ソーシャルビジネス」なんて言葉はあたりまえすぎて本来必要ないはずなんですが、
世間ではその役割が忘れ去られて

「会社の目的は利益追求」

なんて言われてしまっているので、
わざわざ「ソーシャルビジネス」なんて言葉がもてはやされるのかもしれません。

零とはスタイルが違いますが、取組んでいる内容は正に我々が目指す姿です。
地域における中小企業の役割を実感しました。

零も頑張ります。

おしまい

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