~木材の”はじまり”を知る旅へ~ 伐採体験レポート | 建築工房 零
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~木材の”はじまり”を知る旅へ~ 伐採体験レポート

ヒラヤマモモコ
ZCGコラム選

構造材、無垢の床、リビングの家具たち。
わたしたちの家づくりに欠かせない木は、日本の森――とりわけ近くの森から切り出されたものです。
身近に感じているけれど、森の木がどうやって家の材料になるのか実はよく知らないかも……

そんな素朴な疑問から、(株)KURIMOKUが主催する伐採ツアーで、伐採体験と工場見学をしてきました。

 

今回は、企画広報課に異動したてのヒラヤマがお送りします。初レポートです!

①森の奥へ

6月某日。

仙台から車で約1時間の場所にある、岩手県のとある山にお邪魔しました。

①クローラーという大きな車に乗って森の奥へ。山を切り開いて作られた道には、ジェットコースターのように急な場所も。その向こうにはキレイな初夏の景色が広がっていました。

②伐採する木がある場所に到着。この木を切り倒します。

②伐採の準備

③これから伐採する木へ感謝を込めて二礼二拍手、一礼。

お清めのお酒とお塩を木の周りに撒きます。30度くらいの急斜面に四苦八苦。

 

保護具を身に着け、木こりの皆さんにチェーンソーの扱いと伐採の仕方を教えてもらったら、いよいよ伐採。

③伐採

④倒したい方向を確認したら、まずは水平にチェーンソーの刃を幹に当てます。人生初チェンソーにドキドキ!

⑤水平の切り込みに対して斜めに刃を入れ、幹の一部を三角に切り取ります。

切り取った幹はスイカのような形。

⑥最後に水平にチェーンソーを当て、木を切り倒します。

本来であれば楔を打って木を倒しますが、この日は風の影響もありあっさり切り倒すことができました。

④製材・加工

⑦工場に運ばれた木は、機械を使って用途にあわせた厚みに裁断。

⑧夏場は手でペロッと樹皮を剥がす事ができます。

この体験は木が水分を貯め込むこの時期ならでは。

冬場は乾燥しているため、道具を使って2時間かかることもあるそう。

⑨燻煙機の内部。10日間燻すことで含水率を下げ、天然の防虫効果も得られます。

その後2~3ヶ月自然乾燥させて木材として納品されます。

今回伐採した木は、タイコ材に加工していただきました。

いつかZCGの家で使われるかも?
お楽しみに!

 

 

 

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