【青い森から】小粒でピリリと辛い9坪ハウス | 建築工房 零
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【青い森から】小粒でピリリと辛い9坪ハウス

フクイモトコ
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こんにちは。青森設計室の福井です。

 

先日、1階と2階を合わせて床面積18坪の総2階建てのお住まいが完成しました。

建築業界では、いわゆる「9坪ハウス」と言われている最小限住宅です。

私が零に入社した頃、設計スタッフが集まり、力試しの目的で、「9坪ハウス」のプランを互いに提案しあっていたことがありました。

 

当時は、実際に建築できるなんて夢にも思っていませんでしたが、まさか15年もの時を経て、この青森の地で実現することになるとは。

お客様から「9坪ハウスってありますよね、いいなと思っていて」とお話を伺った時は、「ついに来たーっ!!」と高揚したのを覚えています。

 

この「9坪ハウス」を設計するにあたって大切にしたのは、単に家をコンパクトにするのではなく、お客様の暮らしに本当に必要なものを厳選することでした。

いろんなものをそぎ落としつつ、お客様が本当に必要とされているもの、大事にされている価値観を反映し、そして好きなものはしっかり残す。

そんな9坪ハウスは、今の時代に必要なものかもしれません。

 

以前、宮城で設計した、母屋を活用しながらの「8坪の住まい」も同様でした。

今思えば、なんとなくお客様の雰囲気も似ているような……。

 

「足るを知る」という価値観を大切にしながら住まう家は、物理的な大きさや豪華さとは関係なく、むしろ精神的な豊かさに満ちているように思います。

青森県でも、県産木材を使用する企業への補助金制度が始まります。その名も、「A-wood」!

 

青森県全体では、建築における県産木材の利用率はまだまだ低いのが現状です。

そのため、青森設計室では、今後も青森で建築する際には、青森県産の杉、ヒバ、アカマツなどを、構造材・下地材・仕上げ材として積極的に活用していきます!

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