静緑の家|暮らしの足あと | 建築工房 零
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静緑の家|暮らしの足あと

ミヤザキチハル
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こんにちは!宮です。

今回は、完成見学会を迎えるお住まいについて、計画の背景からご紹介したいと思います。

今回、営業は児玉がお手伝いさせていただき、私はプランニングを担当させていただきました!

考え方や物選びがとても素敵なご夫婦で、おすすめのお店を教えていただいたり
実際に児玉と現場管理担当した小野寺と足を運んで堪能させていただいたりしました(^^)

美味しかったなあ!

何を大切にして、どこに予算をかけるのか

お住まいづくりをご家族と整理していく中で
今回、特に大きな優先ポイントとなったのが「予算」でした。

家族のこれから先の暮らしを考える上で、住宅以外にもお金をかけたいことがあります。

将来的な収支も含めて考えたときに、住宅費としてかけたい予算が決まっていました。 だからといって、ただ安く建てることを目指したわけではありません。

限られた予算の中でも、お二人にとってこれから大切な時間を過ごし、長く健やかに過ごせる住まいにしたい。

そのために、まずは「何を優先するのか」を一つひとつ整理するところから計画がスタートしました。

本当に優先したかったこと

優先したいことを一つひとつ整理していく中で、見えてきたことがありました。

「愛着を持てる住まいにしたい。でも、家の大きさそのものは、それほど優先順位が高くない」

何坪あるか、何帖あるかという数字よりも、自分たちにとって大切なものが、一つひとつ詰まった住まいであること。
それが叶うのであれば、必ずしも大きな家である必要はない。

そんな価値観を共有しながら、計画を進めていきました。

一方で、もう一つ、はっきりと見えてきた優先したいことがありました。

それは、「日々の暮らしの中心となる水回りとリビングを、1階にまとめたい」ということ。

ただ、ここには一つの課題がありました。
限られた予算の中で、水回りとリビングをすべて1階にまとめようとすると、どうしても1階に必要な面積が大きくなります。

かといって、予算に合わせて面積を抑えていけば、今度はリビングが極端に小さくなってしまう。

家の大きさそのものは優先しない。
でも、毎日を過ごす場所に、窮屈さを感じる家にはしたくない。

では、面積を大きくするのではなく、建築的な工夫によって「広がり」をつくることはできないか。

そこから、この住まいのかたちを考えていきました。

「1階にリビング」を叶えるために、土地から考える

そこで考えたのが、床面積をただ増やすのではなく、「視線の広がり」で空間を大きく感じさせることでした。

1階に大きな吹き抜けを設け、庭や外への視界が開ける土地であれば、コンパクトな面積でも広がりを感じることができます。

また今回は、建物のあり方を踏まえてから、土地を探すという順で進めていきました。

鳥居原の杜暮らし

そして今回決まった土地が、弊社の分譲地である「鳥居原の杜暮らし」です。

南西に開く土地と、庭につながる暮らし

今回の敷地は、南西側に視界が開け、庭もしっかりと確保できる形状でした。

この特徴を活かし、建物の南西側にキッチンとリビングを配置。
そこに大きな吹き抜けを通すことで、室内から南西側への視界が抜け、庭とのつながりを感じられる計画としました。

また、今回もう一つ意識したのが「建物の形」です。

一般的に、1階を大きくして2階を小さくすると、建物はいわゆるピラミッド型に近づいていきます。
しかし、建物の形が複雑になったり、1階と2階の面積が大きく異なったりすると、基礎や屋根の面積が増え、コストにも影響してきます。

そこで、できるだけ1階と2階の面積を揃える「総2階」に近づけながら、必要な暮らしを実現する方法を考えました。

ご家族と相談しながら出した答えが、1階と2階、それぞれに異なる役割を持たせることでした。

1階は「庭を眺めながら食事をする場所」キッチンとダイニングを配置しました。
南西側の庭とつながることで、キッチンやダイニングから緑を眺めながら食事ができます。

2階は、「少し落ち着いた過ごし方ができる場所」ソファを置いたリビングを計画しました。

こうすることで、総2階に近い合理的な建物形状をつくりながら、1階・2階のどちらからも南西方向の視界の抜けや、緑の眺望を楽しめるようにしました。

この住まいでの暮らしを考えると、例えばこんな時間が思い浮かびます。

 

1階のダイニングで、庭の緑を眺めながら二人で食事をする。食事を終えたら2階へ。

ソファに座り、お酒を飲みながら、プロジェクターでドラマや映画を見る。

同じ家の中でも、その時々の過ごし方によって場所を変えていく。

「何坪の家にするか」だけではなく、限られた面積と予算の中で、どんな時間を過ごせる住まいにするか。

 

今回の計画では、そこを大切にしながら土地と建物を一緒に考えていきました。

ちりばめた豊かさ【東と西で、メリハリをつける】

一方で、敷地にはもう一つ特徴がありました。

西側はかなり開けている一方で、東側には隣家があり、一定の視線が入る場所でした。

そこで、東側と西側で建物の開き方に大きくメリハリをつけています。

東側には玄関や水回り、各個室などをまとめ、西側にはリビングやダイニング、庭とのつながりをつくる。

「どこからでも開く」のではなく、開きたい場所と閉じたい場所を明確にすることで、プライバシーを守りながら、開放感のある暮らしを実現しています。

 

一つで三役を担う「ポーチ」

この住まいの中でも、特徴的な場所の一つが、玄関前の「ポーチ」です。

ここには屋根をかけ、石畳を敷き、植栽を入れ、さらに木のルーバーを設けました。

単に雨を避けるための玄関ではなく、毎朝・毎晩、家族を出迎えてくれる場所。

「いってらっしゃい」と送り出し、「おかえり」と迎えてくれるような、そんな玄関になればと思いながら計画しました。

また、総2階の建物は、どうしても外観がシンプルになりやすいものです。

そこで、このポーチを建物のアクセントとして設けることで、外観に奥行きと表情をつくり、建物全体を引き締める役割も持たせています。

さらに、このポーチは西側のお庭やリビングへ向かう視線を適度に遮り、外からの目隠しとしても機能します。

玄関の居場所として。建物の外観のアクセントとして。そしてプライバシーを守る目隠しとして。

一つの場所が三つの役割を担っています。

 

 

3畳の寝室だからこそ生まれる心地よさ

2階に上がると、寝室があります。

今回、この寝室はあえて3畳という、とてもコンパクトな大きさにしています。

「寝室は大きいほうがいい」という考え方もありますが、

今回のご家族にとっては、寝るための場所に必要以上の面積を使うことは優先順位が高くありませんでした。

そこで、クイーンサイズのベッドがぴったりと収まる大きさにしました。

コンパクトだからこそ、包まれるような、こもれるような感覚が生まれます。

 

夜、少しだけ明かりを灯して本を読む。

そして朝、目を覚ますと、北側に広がる緑の風景を眺める。

そんな毎日の一瞬一瞬まで想像しながら、一つひとつの場所を計画していきました。

 

大きな家をつくることではなく、小さくても、その場所で過ごす時間が好きになること。

それが、今回の住まいにとっての「愛着」につながっていくのではないかと思っています。

コンパクトだからこそ、豊かな暮らしを

数値上の坪数や、何帖あるかということよりも、自分たちにとって大切なものが一つひとつ詰まった住まいになっていること。

それが叶うのであれば、必ずしも大きな家である必要はない。

そうした考えを共有しながら、今回の計画を進めていきました。

見学会開催します!

この住まいはこんな方に参考になると思います☟

・コストはできる限り抑えたい。でも、愛着の持てる家にしたい

・コンパクトでありながら、豊かな暮らしを実現したい

 

予算が限られているからといって、豊かさまで諦める必要はありません。

大切なのは、まず自分たちにとって何が大切なのかを整理すること。

その優先順位をもとに、土地を選び、建物の形を考え、窓の位置や庭とのつながり、素材や居場所を一つひとつ決めていく。

そうすることで、面積や予算という数字だけでは測れない、そのご家族にとっての「ちょうどいい住まい」ができるのだと思います。

【完成見学会】
📅 10月3日・4日(土・日)
ご予約はこちらから!

※S様改めて見学会を開催させていただきありがとうございます(__)

皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

宮崎でした。

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